海が映えるこの街で生まれて 遠くの街に数々の夢を重ねて旅立ちの日を迎えた 「大人なるのは楽じゃないね」と繰り返しの日々の中 誰にも言えぬ夢を抱えて 風の行方は誰も知らぬまま季節をまた一つ変えて 別れの足音を静かに知らせる 数々の運命の悪戯に心さらわれても 瞳閉ざさずに小さな腕を抱え抱きしめてくれたね 生まれた場所に帰りたい あなたの夢いつか叶える時は美しいあの海に欠片を流すから 巡り会える日を信じて 生まれた街を飛び出したあの日 まだ見ぬ未来に心張り詰めながら毎日を生きた 終わりを知っていれば素直になれたはずなのに いつの日も愚かな生き物ね私達は 止まる事なく訪れる悲しき別れ
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